2021年度中学入試を振り返って

保護者の皆様へ

例年、3月に保護者会で「その年の入試の実感」を報告していました。
ここ2年、コロナ禍の影響で保護者会ができず、お伝え出来ない状況が続いています。
せめてもということで、ブログの記事にまとめてみました。
ご参考にしていただければ幸いです。

[1] 受験者数について

2021年度中学受験の受験者数(推定)は 50,050名 と昨年よりも 650名の微増 でした。
受験率(推定)も 16.86% と、昨年よりも僅かながら上昇しています。
(※どちらも首都圏模試センターの調査結果です)

[2] 全体的な受験動向について

コロナ禍の今年は、全体的に 安全志向 が強まったようです。
特に 開成の受験者137名減・麻布の受験者127名減 は象徴的でした。
その分、玉突き現象で 中堅・上位校で難化した学校が多かった ように思います。
上位校で受験者が減った学校もありますが チャレンジ層の敬遠 であり易化はしていません。
大学付属校の人気も堅調で、特に今年は 日大付属校の難化 が目立ちました。

[3] 登戸教室近隣でここ数年変化の大きい注目校
(※随時、追記していきます)

① 香蘭女学校
依然として厳しい入試が続いています。
事実上の立教大学の付属校として認知が進み、昨今の大学付属校人気も相まって、今後の易化は全く期待できません。
受験を考える場合は 鴎友や洗足などの難関校にも合格できる学力 が必要です。

② 昭和女子大学附属昭和中学校
この2年で最も変化が激しい学校です。
昭和女子大学に対する評価、そして「SHOWA NEXT」と名付けられた一連の学校改革に対する期待感が極めて大きいのだろうと推測されます。
倍率も急上昇し 大変に厳しい入試 が続いています。
志望する場合は 上位校にも合格できるしっかりとした学力 が必要です。

③ 実践女子学園中学校
今年は 特に後半日程が急激に難化 しました。
全体でも 受験生が昨年比で約2倍に激増 しています。
学校の先生方の努力もさることながら 昭和女子大学附属昭和の急激な難化の影響 も大きいのではないかと思います。
この学校を第一志望にするのであれば 早めの日程で受けることが大切 です。

④ 東京都市大学付属中学校
御三家をはじめとする男子難関校、特に近隣の 駒場東邦との併願が多い ようです。
ここ数年はどんどん難化が進み、特に特進のⅡ類は合格が難しく 駒場東邦に合格した生徒でもⅡ類での合格ができないことがあります ので、受験の際はよく考える必要があります。
また 2021年3月卒業生の進学実績が躍進 しました。
男子校は進学実績が次年度の入試に影響を与えることが多いので、これも要注意です。

⑤ 山脇学園中学校
「山脇ネッサンス」という学校改革の結果、ここ数年大変注目を集めている学校です。
今年の入試でも 受験者が約600名増加 と非常に高い人気を維持しています。
他の学校にない特色をもつ学校ですので、今後もこの人気は衰えないと考えるべきです。
志望する際には 上位校にも合格できるしっかりとした学力 を身につけるようにしましょう。